昔の歯ブラシの製造工程

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かつて使用されていた骨柄歯ブラシは、複雑な工程を経て手をかけて製作されました。全工程を手作業で行っていたが、明治15、16年ころ動力貸工場ができた事で牛骨の柄形にするときに粉が出るので、まとめて作業したほうがよいことから動力貸工場で製造されるようになりました。

切る、穴を聞ける、摺る、磨くはそれぞれ動力を使い、熟練した職人によってつくられました。生産能力は 1日300~400本であったと言われています。生産形態は各工程を外注に出す半問屋的形態と、工場形態をとり間に合わないところを外注に出す場合とがあったようです。

各工程をそれぞれ1軒ずつが受け持ち、農家の副業としたものが多かったため、自工場の仕事が終わってから毎日遅くまで外注先を1軒ずつ歩いて回ったそうです。

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